警視庁サイバー犯罪対策より(http://www.npa.go.jp/cyber/)
平成26年中の不正アクセス行為の発生状況等について(http://www.npa.go.jp/cyber/statics/h26/pdf040.pdf)
が公表されました。
この資料について少し解説を加えてみます!
1、不正アクセスの認知数と実数
不正アクセスは年々増えており、認知件数は3,549件(前年比+594件)と過去最高を記録しました。
不正アクセスに気づいたきっかけはインターネットバンキングの不正送金が1,944件(54.8%)と最も多く、次に他人へのなりますが1,009件(28,5%)となっています。
私の知人もTwitterのアカウントを乗っ取られてなりすましの被害に合うことがありました。しかし、知人は被害届を出していません。被害に遭った人でもSNSの乗っ取りなどでは金銭的被害が出ないため、被害届を出さない方が多く認知件数と実数には大きな差があると思われます。
おそらく、実際の被害内容としては不正送金より他人へのなりすましが多いと思われます。ただ、不正送金の場合は被害者が被害届を出すことが多いため、不正アクセスに気づいたきっかけとしてはインターネットバンキングの不正送金が最も多くなったのだと思われます。
2、不正アクセス行為の手口
不正アクセス行為の手口はパスワード管理の甘さに漬け込んだものが84件(24,9%)と多くついでフィッシングサイトで入手したものが71件(21%)となり、連続自動入力プログラムによる不正ログイン攻撃は80万件を超えています!
ウェブサービスの利用にはアカウント情報が必ず必要になります。今後はその管理がより一層重要になるでしょう。
パスワードについてはこちらの記事を参照してください
3、不正アクセスの防ぎ方
不正アクセスは適切なパスワード管理
金融機関を装ったフィッシングメールに注意
・銀行から暗証カード上のすべての数字を入力させることは絶対にありません。また、銀行員、銀行協会員、警察であっても店舗外や電話等で暗証番号を聞くことは絶対にありません。
・銀行のホームページを模したフィッシングサイトがあるため、メールのリンクから直接ホームページにアクセスしない
ウイルス対策ソフトの利用、各種ソフトウェアのアップデート
・ウイルス対策ソフトはパソコンを買った当初は無料の試供版が入ってますが、期限が切れたら新しいウイルス対策ソフトを入れる必要があります!
不正アクセスを他人事と思わずに、ひとりひとりがしっかり対策をしましょう!
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