6月1日に日本年金機構より個人情報が125万件したことを発表しました!
発表によると流出した情報は以下のようになっています。
日本年金機構の個人情報流出について(http://www.nenkin.go.jp/n/data/service/0000150601ndjIleouIi.pdf)より引用(6/2確認)
基礎年金番号はひとりひとりの年金を管理するための番号であり、それを元に年金が支給されます。基本的に変わることがなく生涯同一の番号を使用します。
この基礎年金番号が流出したことが大きな波紋を呼んでいます。
その一方で生年月日や住所が漏れたことにはあまり触れらていませんが、これらの情報が流出したことで高齢者を狙ったサギが増えると思われます。
1、生年月日と住所はサギ業者には宝物
生年月日と住所は詐欺業者にとって宝物になっています。年齢と住所がわかれば高齢者を狙い撃ちすることができます。高級布団の押し売りなども年齢と住所が掲載されたリストを用いて詐欺行為を行っています。
2、日本年金機構をかたるサギの増加
昨今、還付金詐欺が増加しています。
還付金詐欺は公的機関の職員からの電話で『ATM で還付金を受け取れる』と案内され、説明されるままにATMを操作すると詐欺業者への振込を行ってしまうというものです。
具体的には税務署職員が税金の年末調整還付金を返却すると言ったり、保険事務所職員が医療費の還付があると称して電話することが多い様です。
今回の日本年金機構の事件を受けて日本年金機構を語った還付金詐欺が増えると思われます。
日本年金機構を含む公的機関の職員が還付金受け取りのためにATMを操作することは絶対にありませんので注意してください!
3、対応方法
今回、個人情報が流出した人は基礎年金番号を変更すると発表があったので基礎年金番号変更に関するお知らせが来た際には必ず手続きを行ってください。
また、偽物の手紙や電話も出てくると思うのでそれらにも注意してください。
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