続・自閉症の僕が飛び跳ねる理由 東田直樹
東田直樹さんの自閉症の僕が飛び跳ねる理由を読み終わりましたが、とても簡単でわかりやすいので自閉症、知的障害児者に関わる方は読むことをおすすめします。
また、それ以外にも人間の認識や意識とはということについて興味がある人も読んでみると面白いかもしれません。自閉症特有の感覚を当人がどのように感じてそれをどのように認識しているかということはとても興味深いです。
ドナ・ウィリアムズの「自閉症だったわたしへ」など自閉症を持つ人の自伝はいくつかありますが、東田直樹さんの「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」はQ&A方式で
「口から出る言葉に意味がありますか?」
「何でも口に入れてしまうのはなぜですか?」
「こだわりはやめられませんか?」
などなど自閉症に関わったことのある方なら考えたことがあるものに答えてくれています。
東田直樹さんは
口から出る言葉は好きなことば
「さあ、もうすぐ終点です」などを言うことで自身が落ち着くとのことです。
また、怒っている時やパニックになっている時の声は自分とは無関係に出てしまうとのことでした。
それ以外にも自閉症を持つ方のこだわりについてなども具体的に書いてくれておりわかりやすいです。
私は東田直樹さんは怪我をしてもしてなくても痛かったり、かゆかったりするときは必ず絆創膏を貼っていたエピソード
絆創膏の役割がわからず怪我したことを確認するために張るものだと思い込んでいたので、「血が出ていないから貼らなくていい」と言われても(でもここにかゆいのに、気持ち悪いのに)と憤慨していた
という文に様々な条件は違えど同じように感じる自閉所の方は多いのだろうと思いました。
続とわるようにこれは二冊目で「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」も出版されています。
「続・自閉症の僕が飛び跳ねる理由」は一冊目の内容も一部入っているのでこちらの続のほうをおすすめします。
時間があれば二冊とも読まれることをおすすめします。1時間もあれば読めます。
また、東田直樹さんはホームレスの自立を応援する雑誌「ビックイシュー」でエッセイを連載しているとのことです。
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